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2021年1月25日発行 95号

新年明けましておめでとうございます。

誰もが経験したことのない新型コロナウィルス感染拡大により、極めて厳しかった令和2年が幕を下ろしました。

そして、今年こそは新型コロナウィルスが終息し、輝かしく希望に満ちた年になるのではないかとの期待を胸に秘めて新年を迎えられたことと拝察いたします。

日頃より各支部組合員の皆様には、厳しい経済環境の中、地元地域における飲食業界の隆盛、発展に向けて並々ならぬご尽力を賜り、心より厚く御礼申しあげますと共に、そのご努力に対し敬意を表する次第です。

また、東京都飲食業生活衛生同業組合の運営につきましても、格別なるご支援・ご協力を賜り衷心より厚く御礼申しあげます。昨年一年間の動向を振り返りますと、一昨年の10月に消費税の増税が行われ、令和2年はその影響による景気の後退が起こるのではないかと懸念され、私たち飲食関連業界では経営的に厳しい試練の年になるであろうと年頭に予測致しました。しかし、消費増税の影響どころか、年明け後の2月になって、新型コロナウィルスという人類にとって未知の細菌が全世界的に蔓延し、我が国においても全国的に感染が拡大しました。特に大きな繁華街を抱える都市部での罹患率が高く、国や都道府県ではあらゆる感染予防対策を講じておりますが、いま現在でも収束に向かう気配が感じられるどころか、ますます感染拡大の傾向が強くなり、先行き不安の日々が続いております。この新型コロナウィルスの感染拡大により、飲食業界では国の緊急事態宣言の発出や東京都からの営業時間の短縮などの要請を受け、営業自粛状態が続き、多くの飲食業者が営業面で厳しい状況に追い込まれました。このような極めて稀ともいえる外的要因に加え、年々増加傾向にある経営者の高齢化や後継者難、人手不足等々の影響により転廃業や閉店を余儀なくされていることも、大きな問題となっております。街の賑わい性とか活気ある町といった観点からみても飲食業者が減少していく実態を考えると、マイナス面での作用が大きく働くであろうと感じざるを得ません。

このことは、飲食関連業界だけの問題として捉えるのではなく、街づくりに携わっている関係機関等を交えて考えることの必要性が、今まさに問われているのではないかと思います。

東京都飲食業生活衛生同業組合としては、このような現状を常に認識し、個々の組合員の方々の活力を向上させ、事業の更なる発展、各支部の充実、強いては地域経済の発展に繋げるには何が必要であるかを考えなければなりません。多くの課題を抱える昨今ですが、常に最善の方法を模索しながら組合運営に努力してまいります。

引き続き、皆様の一層のご支援とご協力を心からお願い申しあげますとともに、新たな年が東京都飲食業生活衛生同業組合の皆様にとって、幸多き素晴らしい一年となりますよう、心からご祈念申しあげます。

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